いよいよCSファイナル!2021年の激闘を復習!

2022年10月11日火曜日

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10月12日からリーグ優勝したヤクルトとファーストステージを勝ち上がった阪神で行われるクライマックスシリーズのファイナルステージ。今回は2021年にヤクルトと巨人で行われたクライマックスシリーズのファイナルステージを振り返っていきたいと思います!

第一戦 奥川、大舞台で初の完封勝利

第一戦の先発を任されたのはプロ2年目、レギュラーシーズンでチームトップタイの9勝をあげた奥川。対する巨人の先発は山口俊でした。ヤクルトは初回、塩見のレフト前ヒット、青木の進塁打、山田のフォアボールで1アウト1,3塁のチャンスを作ります。続く村上の打席、ショートへのフライで塩見がタッチアップし、ヤクルトが先制しました。
さらにサンタナの2ランホームランで追加点をあげ、初回に3点を先制します。7回には奥川がランナー2塁の場面で送りバントを決め、塩見のタイムリーで4点目を獲得しました。
奥川は9回を無失点に抑え、プロ初完封がヤクルト投手のCS初完封、CS史上最年少完封という偉業を成し遂げました。奥川は体調面も考慮されレギュラーシーズンでは最長7回まででしたが、この試合では98球で試合を終わらせ、100球未満の完封、マダックスを達成しました。さらにパリーグでは山本由伸も完封し、同じ日に2人が完封するという結果になりました。

第二戦 塩見がこの試合でも打点、高橋の力投

ヤクルトの先発は高橋奎二、2021年は4勝1敗でした。「受け身にならずに。思い切って投げるだけかなと思います」と意気込み、大一番のマウンドへ向かいました。巨人はファーストステージで阪神を相手に7回2安打無失点の好投を見せた菅野が中4日で先発しました。ヤクルトは2回、満塁のチャンスを作り、西浦の犠牲フライで2試合連続の先制点をあげます。さらに6回には満塁の場面でシーズン代打打率.366と切り札として活躍した代打川端が登場。押し出しのフォアボールを選び、2点目を獲得します。さらに塩見が走者一掃のタイムリーヒットを放ち、3点を追加します。
投げては高橋が150㎞超えのストレートなどで巨人打線を圧倒。スアレス、清水、マクガフも無失点で抑え、ヤクルトは日本シリーズ進出に王手をかけました。

走者一掃タイムリーの塩見 引用元YouTube

第三戦 ベテランの一打でたぐり寄せた日本シリーズ進出

ヤクルトの先発は原樹理、巨人の先発はメルセデスでした。しかし原は2回、大城の打球を右手に受け、緊急降板します。後を任された金久保が1,3塁のピンチを背負い、坂本の犠牲フライで先制を許しました。しかし7回にヒットとフォアボールで満塁のチャンスを作り、青木のレフト前への2点タイムリーヒットで逆転します。巨人は8回に元ヤクルト、廣岡のタイムリー内野安打で同点に追いつきますが9回は守護神のマクガフが無失点に抑え、2021年のクライマックスシリーズの規定によりコールドゲームが適用され、ヤクルトが6年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。同日、オリックスが最終回に追いついてコールドゲームが適用され、日本シリーズ進出を決めています。リーグ優勝が決定したのは横浜スタジアムだったため、高津監督にとっては初の神宮球場での胴上げが行われました。

3試合に出場し打率.400、4打点と突破に大きく貢献した塩見、終了後のセレモニーでキャプテンの山田から「MVPは塩見だって」と耳打ちされ、気になっていたそうです。しかし名前を呼ばれたのは奥川。塩見は村上、山田、青木らと芸人顔負けのずっこけを見せました。そんな塩見、「今年こそはMVPを取りたいですね」「塁に出ることを意識してやっていきたい。短期決戦は走力を使った攻撃が有効だと思うので、どんどん仕掛けてチャンスがあれば走っていきたい」と話していました。

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