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| 引用(nikkansports.com) |
本日は先日支配下登録され、1軍デビューした赤羽由鉱選手を紹介していきたいと思います。今年勝負強い打撃でアピールする2年目の若手、赤羽選手の経歴や選手としての特徴などを書いていきます。
経歴 高卒で独立リーグへ
名前 赤羽由鉱（あかはねよしひろ）
出身地 長野県松本市
生年月日 2000年6月29日（22歳）
身長 175㎝
体重 79㎏
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手
日本ウェルネス信州築北高等学校卒業
信濃グランセローズ（2019～2020）
東京ヤクルトスワローズ（2021～）
学生時代
赤羽選手は中学時代体が細く、9番打者としての起用でしたが、日本ウェルネス信州築北高等学校に1期生として入学後にウェイトトレーニングや食事の工夫で体格を大きくします。そして打球の飛距離を伸ばし、2年秋の予選では4番の座をつかみ取り、打率5割の活躍で県大会優勝を果たしました。
この体格を大きくし飛距離を伸ばしたことが今のバッティングのパンチ力にもつながっているのでしょうね。3年生の時の全国高等野球選手権長野大会では惜しくもベスト8で敗退しました。高校時代は通算30本を超えるホームランを放っています。
高校の同期には千葉ロッテマリーンズに2021年に育成選手として指名された速水将大選手がいます。なお、日本ウェルネス信州築北高等学校は現在日本ウェルネス長野高等学校と名前が変わっています。
独立リーグ入団
2018年にBCリーグ・四国の合同トライアウトに参加し、地元の信濃グランセローズに合格、2019年に入団しました。1年目は規定打席不足ながらも6本のホームランを放ち、2年目はクリーンアップの5番を打ち、56試合で8本のホームランを放ちました。
１試合2発を2度記録するなど高校時代に鍛えた長打力にさらに磨きをかけ、ドラフト候補として注目されます。独立リーグでは通算114試合、打率.259、88安打、14本塁打。69打点という成績を残し、長打率は通算で.479でした。
また、強肩を活かしサードの守備でも勝利に貢献、高校時代にも経験のあるショートでも4試合スタメンとして出場しました。2020年の9月30日ににリーグ選抜としてスワローズ2軍との練習試合に出場し、奥川投手から2ベースヒットを放ちます。
プロの世界へ
このことがきっかけでスワローズのスカウトの目にとまり、2020年のドラフトでスワローズから育成2巡目で指名を受けました。同じ信濃グランセローズからはキャッチャーの松井聖選手もスワローズから育成3巡目で指名されています。
2020年の11月30日に契約金320万円、年俸280万円で仮契約を結びました。背番号は023となりました。1年目の2021年はイースタン・リーグで73試合に出場し打率.234、6本塁打、31打点、6盗塁という成績を残しました。
掴んだチャンス
フレッシュオールスターゲームの推薦選手には選ばれましたが出場選手からは漏れています。9月15日の埼玉西武ライオンズ戦ではサヨナラヒットを放つなど勝負強いバッティングをアピールしました。
2年目の今年は首脳陣からの期待も高く一軍でキャンプを開始します。フレッシュオールスターゲームでは1軍選手に新型コロナウイルス感染者が多く出たために1軍の試合に出場し、のちに自身も陽性判定を受けた武岡選手の代替選手として出場し、9回裏、4対4の同点、2アウト1塁2塁の場面でサヨナラホームランを放ちました。フレッシュオールスターゲームがサヨナラホームランで決着したのは今回が初です。
さらにそのホームランボールをとったのはなんと同じスワローズの濱田選手のお姉さん！すごい偶然もあるものですね！笑
なんと。あかはねっちのホームラン飛んできました！！ pic.twitter.com/OarK9kjVyw
— 浅野里奈 (@AH157zfAP6wtAkZ) July 23, 2022
なお、赤羽選手は フレッシュオールスターのMVPを獲得しています。このことをきっかけに支配下登録され、背番号は71となりました。また、8月1日にスワローズの本拠地でもある神宮球場で行われた野球伝来150年プロアマ記念試合では当初U-23 NPB選抜のメンバーではありませんでしたが、新型コロナウイルス感染やチーム事情による出場辞退者が続出し、またも代替選手としてメンバー入りします。
この試合では6回に代打として出場し、2ランホームランを放ちます。ここでもバッティングでチームを勝利に導いた赤羽選手は倦怠感を訴え特例2022で抹消された村上宗隆選手の代替選手として初めて1軍に昇格し、読売ジャイアンツ戦で7番サードとしてスタメン出場します。
結果は1打数0安打、第2打席では直江大輔投手から頭部付近への危険球を受けてしまいます。この試合で赤羽選手は初出塁、初得点をあげています。村上選手は新型コロナウイルスに感染していたわけではなかったため翌日に復帰し赤羽選手はこの1試合の出場で登録を抹消されています。
この試合ではデッドボールを受けた後に大丈夫とジェスチャーをした対応が素晴らしいと話題になりました。試合後には赤羽のもとに直江からLINEで「大丈夫？ごめんね」というメッセージが届いたらしく、これに対する赤羽の返事は「大丈夫」。さらに「次に当てる時は頭以外でよろしく」と伝えたそうです。同じ長野出身の二人の再対決に期待したいです。
選手としての特徴 走攻守で力を発揮！
赤羽選手の魅力はこれまでも触れてきた通り走攻守3拍子揃った能力と勝負強いバッティングでしょう。本職はサードですが高校時代、独立リーグ時代もショートを守った経験もあり、今シーズンファームではファースト、セカンド、外野手としても出場しピッチャーとキャッチャー以外の守備位置はすべて守ったことがあります。
このようなことから赤羽選手に同じくユーティリティープレイヤーであり代打、代走、守備固めなど幅広く活躍する荒木選手のような活躍を期待する声も上がっています。まだ新型コロナウイルスの終息がいつになるかわからない状況で、様々な守備位置を守ることができる選手は大きな役割を果たす機会が増えそうです。
ファームでは8月8日現在50試合出場し打率.235 ホームラン4本 25打点という成績です。目標としている選手は先輩の山田哲人選手とのこと。打撃、守備、走塁で活躍する先輩の背中を追いかけて頑張ってほしいですね。
村上選手とは同い年で本職のサードはポジションもかぶっていますが、赤羽選手ならではの色を出して活躍していって欲しいですね！
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