8月20日の中日戦で2発のホームランを放った村上選手、ヒーローインタビューで「2本目のホームランで岩村明憲さんに並ぶ球団日本人選手最多シーズン44ホーマーに達しました。この記録については？」と聞かれると「そこに並べたというのはすごく光栄ですけど、ヤクルトには60本打った外国人選手がいますし、まだまだ僕も上を目指して頑張りたいなと思います」と答えました。
あえてバレンティン選手の名前を出さなかったのは仲が良いからこそ狙ってやったのだと思います。本日は村上選手とバレンティン選手、2人の関係についてまとめていきたいと思います！
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| 引用YouTube |
オレ以上の選手になるー2年目で既に見抜いていた村上の可能性
村上選手とバレンティン選手がどちらもスワローズに在籍していたのは2018年と2019年の2年間。2018年、ルーキーの村上選手はシーズンのほとんどをファームで過ごしたため、バレンティン選手との接点はほぼありませんでした。
2019年はオープン戦で活躍し、バレンティン選手とともに開幕オーダーに名を連ねました。ちなみに19歳1か月での開幕オーダー入りは球団最年少記録となりました。2019年の開幕オーダーは以下の通りです。
1（一）坂口智隆
2（中）青木宣親
3（ニ）山田哲人
4（左）バレンティン
5（右）雄平
6（三）村上宗隆
7（遊）廣岡大志
8（捕）中村悠平
9（投）小川泰弘
2019年5月、上半身のコンディション不良で戦列を離れたバレンティン選手。戦列を離れる前、プロ2年目の村上選手について「素晴らしい選手だよ。まだ19歳だろ？ 将来は間違いなくオレを超える選手になる。（シーズン）60本塁打は無理かもしれないが、打率はもちろん、パワーでもオレ以上の選手になるよ。ホームラン王も5年以内には取るはずだ」とコメントしていました。
直後にそばを通りかかり、その言葉を伝えられた村上選手は笑顔で「超えられるように頑張ります！」と答えました。実際にこの2年後の2021年にはホームランを39本放ち、ホームラン王に輝いています。
村上選手へのプレゼントー弟分のような存在へ
2019年シーズン序盤、バレンティン選手が身に着けていたスイスの高級時計、「ウブロ」にくぎ付けになった村上選手。「いい時計だね」とつぶやくと、バレンティン選手は「35本打ったら、同じものを贈るよ」と約束しました。
村上選手はこの年の9月16日に35号のホームランを放ちました。まさか実現するとは思わなかったのか、バレンティン選手は苦笑いで「ハードラック。でも、将来が楽しみだ」と語っていました。それとは別にバレンティン選手からはスニーカーもプレゼントされたそうです。
2019年シーズン、最終的に村上選手は36本塁打、96打点を記録し新人王を獲得したものの、打率.231、184三振と苦しむ面もありました。ちなみにバレンティン選手は打率.280、33本塁打、93打点という成績でした。そんなシーズン終了後、バレンティン選手が日本から離れる前日に村上選手とバレンティン選手は2人で焼肉に出かけました。
焼肉を食べながら練習内容やバットについて話をし、村上選手にバレンティン選手は「走者がいないときはフルスイング。でも、追い込まれたらコンパクトに」とアドバイスを送りました。
恩返しのホームラン
2019年末にソフトバンクホークスに移籍したバレンティン選手、2020年6月11日には交流戦で再会を果たします。村上選手は「やあ！」と声をかけ、それに対しバレンティン選手は「ヤー、ジャネエダロ！センパイダゾ！オハヨウゴザイマスダロ！」と日本語で返しました。2人の仲の良さがうかがえるエピソードですね。
同じカード、13日の試合では村上選手が両リーグ最速の20号ホームランを放ち、ヒーローインタビューでは「２０１９年、本当にお世話になったので打ててよかったです」と先輩への感謝を伝えました。ヤクルトではそのバレンティン選手以来９年ぶりの両リーグ最速２０号弾でした。
惜別のツイート
2022年に日本球界からの引退をツイッターで表明したバレンティン選手、村上選手はツイッターで「respect4 thank you coco
」と「ココ」というバレンティン選手の愛称で呼びかけました。
」と「ココ」というバレンティン選手の愛称で呼びかけました。| 引用 livedoor.jp |
バレンティン選手でも成し遂げられなかった偉業
バレンティン選手が60本塁打を放った2013年、三冠王の達成もあるかと期待されていました。左アキレス腱を痛めながらも10月8日に行われた最終戦で2試合ぶりに先発出場したバレンティン選手。
このとき、DeNAのトニ・ブランコ選手は打率.334、41本塁打、136打点をマークしていました。バレンティン選手はこの試合で2打数2安打、6打点をあげれば三冠王の可能性がありましたが、1打席目で押し出しのフォアボールを選んで1打点をあげ、2打席目にセカンドゴロに倒れたところで交代しました。
このとき、DeNAのトニ・ブランコ選手は打率.334、41本塁打、136打点をマークしていました。バレンティン選手はこの試合で2打数2安打、6打点をあげれば三冠王の可能性がありましたが、1打席目で押し出しのフォアボールを選んで1打点をあげ、2打席目にセカンドゴロに倒れたところで交代しました。
結果、打率部門では3厘、打点部門では5打点及ばず3冠王を逃しました。バレンティン選手の三冠王を阻止したのは、奇しくも現在村上選手と首位打者争いをしている佐野恵太選手と同じDeNAのブランコ選手だったのですね。
つば九郎の2000試合の際もお祝いのメッセージを送っていたバレンティン選手なので、村上選手が三冠王や日本人シーズン最多ホームラン記録の更新、バレンティン選手のシーズン最多ホームラン記録の更新などを成し遂げた際には何かしらのメッセージがあるのではと期待してしまいます。この記事が良いと思ったら下のボタンから拡散お願いします！
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